下痢?腸粘液?粘液便は違いがあるの?

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これは下痢?それとも腸粘液?

下痢と腸粘液の違いがわからない…という悩みをよく見かけます。
確かに、腸粘液が付着した粘液便というものがあり、とてもわかり辛いでしょう。
そこで、下痢と腸粘液の見分け方、そして、粘液便の色についてのお話です。

下痢と腸粘液

そもそも粘膜便は、便に粘液が付着している状態の便です。

そして、腸粘液そのものは、便通異常が見られなくとも、
便通をスムーズに行うために腸から分泌されているもので、
透明や白っぽい腸粘液が少量付いている程度であれば、心配はないといわれています。

しかし、下痢という症状によって、本来、
便に付着して出てくるはずの腸粘液が”腸内に置いてけぼり”の状態が続いてしまうと、
後に、腸粘液のみが排泄されることがあります。

割と綺麗に腸粘液のみが排泄された場合は判断をしやすいのですが、
中には便などが混ざった状態の腸粘液があるため、
下痢のような・・・?腸粘液のような・・・?と、判断が難しくなるのです。

便がそれほど含まれていない状態で、透明や白のゼリー状のものが出たのであれば、
ほぼ「腸粘液が出た」と捉えても良いでしょう。

腸粘液が続いたら

少量の腸粘液、粘液便が一時的に出ただけなら、
それは健康な人の体にも見受けられることで、通常であれば、
しばらくすると症状が治まるため、心配はないといわれています。

ただ、長期にわたって過剰に続くようであれば、まず考えられるのは”過敏性腸症候群”です。

原因はストレスなどの心因性によるものだといわれ、
“最近三ヶ月間、月に3日以上にわたり腹痛や腹部の不快感が繰り返し起こる…”
といったことが、診断基準の一部にあります。

赤い腸粘液・粘液便

もしも赤い腸粘液や粘液便が出た場合、”潰瘍性大腸炎”などの可能性も出てきます。

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜が炎症を起こし、びらん(ただれ)や傷ができる疾患です。

下痢、発熱、腹痛、そして”粘血便”が主症状とされています。

粘血便とは、血が混ざって赤くなった腸粘液が付着した便です。

粘血便を伴う疾患には、潰瘍性大腸炎と同じく炎症性の腸疾患に分類される”クローン病”、
そして、赤痢菌という菌が口から体内に入ることによって感染する”赤痢”などがあげられます。

また、過去に放射線療法を受けた人に時折発症するといわれる、
放射性腸炎の症状にも、粘血便が見られるようです。

ピンクや緑の腸粘液・粘液便

まれに、緑色の腸粘液や粘液便が出るという人がいます。

大体の原因は、胆汁に含まれているビリルビンという色素が大腸の外で酸化して、
緑色の粘液として出てくることにより見られるものです。

白や透明の粘液便と同じように、さほど心配するものではないといわれていますが、
中には例外もあるようなので、受診をした方が良いかもしれません。

そして、ピンクの腸粘液や粘液便は、切れ痔など、主に肛門の傷によるものが多いようです。

しかし、度合いによっては治療が必要な疾患が引き起こされている可能性もあります。

いずれにせよ、受診は視野に入れた方が良さそうです。

おわりに

腸粘液が出たり、腸粘液が付着していたからと言って、
必ずしも何かの病気だというわけではありません。

ですが、連日にわたって腸粘液や粘液便が出たり、
粘血便という症状が現れたときは、受診をおすすめします。

また、どうしても下痢か腸粘液かを判断できないときにも、
やはりしっかりと診てもらうことが先決です。

受診によって診断を受けることはもちろん、
不安な症状が続くことで症状が悪化してしまうのを、できる限り防ぐためでもあります。

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